「カション幕末を走る」(高杜一榮著)
「カション幕末を走る」は七月末に、文藝春秋社から刊行されます。作品は
1855年に琉球に上陸した仏宣教師メルメ・カションとその妻お梶の物語。
カションはキリシタン弾圧の情報を知りながらも箱館で宣教師活動を始める。
そこで函館奉行の栗本鋤雲と出会い、お互いの国の言葉を教授し合う仲
となり、蚕の本を出すなどの仕事に関心を抱く。その後一時フランスに帰国し
絹貿易のために日本に向かうフランス公使ロッシュの通弁官に収まる。まもな
く浅草で出合ったお梶と横浜居留地で所帯を持ち参事官に出世して行く。
カションを片腕にしたロッシュ公使は、十四代将軍家茂との会見を成功させ、
幕府軍の近代化に貢献して行く。
日仏外交史研究家クリスチャン・ポラック氏によってこれまで不明であった日
仏外交史の謎が2003年に明かされ、歴史が塗り替えられたことになる。
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最終更新日2010年5月23日